沖縄の古民家に泊まる|一棟貸し「ゆくみや」での過ごし方

沖縄の古民家に泊まってみたい――そう思ったとき、実際どんな時間が流れるのかは、写真だけではなかなか伝わりません。

ここでは、今帰仁村の築60年の古民家を一棟まるごと貸し切る「ゆくみや」で、みなさんが実際にどう過ごしているかをご紹介します。設備の一覧ではなく、流れる時間のほうの話です。

雨端(アマハジ)に座る

雨端(アマハジ)とは、母屋から張り出した深い軒下の、内でも外でもない場所です。

亜熱帯の強い日差しと横なぐりの雨を室内に入れないための構造なのですが、結果としてここがいちばん気持ちのいい場所になっています。風が通り、日陰があり、庭のフクギが揺れている。着いてすぐ、体がここで一段落するのがわかります。

ちゃぶ台を囲んで食事

食事は低いちゃぶ台を囲んで、床に座って。

座敷は一番座と二番座。三番座のない、素朴な暮らしのかたちです。木の引き戸を開け放てば、部屋と部屋、家と外がひとつながりになって風が抜けていきます。「全部開けて風を通す」という沖縄の家の使い方を、そのまま試していただけます。

ベッドはありません。畳に布団を敷いて眠ります

最大6名まで泊まれますが、1〜4名でゆったり使う方が多いです。家族や気の置けない仲間との、旅館やホテルでは持ちにくい距離感の時間になります。

台所を使う ― 買い出しはご近所で

台所はフル装備です。冷蔵庫、電子レンジ、炊飯器、ガスコンロ、調理器具一式がそろっているので、自炊ができます

食材は、村内のスーパーや近所の無人販売所がおすすめです。地元で手に入れたものを、その日のうちに料理する――それだけで旅の密度が変わります。洗濯機とガス乾燥機もあるので、連泊や長期滞在でも荷物を最小限にできます。

バーベキューもできます

電気BBQグリルを用意しています。炭火の準備も片付けもいらないので、思い立った日にすぐ始められます。

暗くなってから空を見上げると、街灯の少ない集落なので星がよく見えます。焼きながら、食べながら、そのまま何時間か過ぎていく。多くの方が「いちばんよかった時間」に挙げるのが、この夜です。

まわりは人が暮らしている集落ですので、夜21時以降は、声のボリュームを少しだけ落としていただけると助かります

家の番人、ヤモリ

古い家を、自然のなかでそのまま使っているので、ゆくみやにはヤモリがいます。明かりに集まる虫を狙って窓にいて、「キャッキャッキャッ」と鳴きます。

害はありません。沖縄では家を守る縁起のいい生きものとされていて、虫を食べてくれる同居人でもあります。苦手な方には少し勇気がいるかもしれませんが、たいてい数日後には気にならなくなります。

「何もしない」が、いちばん贅沢

この家にはテレビがなく、携帯の電波も強くありません

ただ、泊まられた方からよく聞くのは「半日で手が携帯に伸びなくなった」「夜がいちばんよかった」という感想です。画面がないぶん、話し声と、風の音と、虫の声が戻ってきます。虫の音に眠り、鳥の声で目覚める――この家の時間は、そういうふうに流れています。

古宇利島も今帰仁城跡も美ら海水族館も、車ですぐです。予定を詰めようと思えばいくらでも詰められます。

それでも、一日まるごと家から出なかったという方が少なくありません。朝は豆から挽いたコーヒーを飲み、昼は昼寝をして、夕方に少し散歩に出て、夜はBBQ。予定のない一日を、存分に過ごせる場所です。

周辺の観光の組み立て方は今帰仁・古宇利島観光の拠点にで、離島フェリーと組み合わせる旅は運天港から伊是名島・伊平屋島へでご紹介しています。

泊まる前に知っておきたいこと

  • チェックイン15:00/チェックアウト10:00
  • 一棟貸し切り。ほかのお客さまと共有する場所はありません
  • Wi-Fi、エアコン2台、洗濯機・乾燥機、駐車場2台(無料)
  • 屋内は禁煙です。喫煙は屋外でお願いします
  • ペットの同伴はご遠慮いただいています
  • 畳を傷めないよう、キャリーケースは木の台の上へ

あわせて読みたい

この家をどうして残していきたいのか、セメント瓦やフクギ、雨端といった造りの話は「沖縄の古民家」を、残していくためににまとめています。

古民家ゆくみやに泊まる

今帰仁の築60年の沖縄古民家を一棟まるごと貸し切り。あなたの滞在が、この古民家を未来へ残す力になります。ご予約はAirbnbまたはBooking.comから。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA